「LEGO® Braille Bricks」というレゴ® 点字ブロックを提供するプログラムがレゴグループ公式のニュースルームにて発表されました。
このプログラムは世界7か国で正式にリリースされ、今後2021年初頭までに20か国、11言語へ展開予定とのことです。なお、現段階での対象国に日本は含まれていません。
このレゴ®点字ブロック（LEGO® Braille Bricks）は、目の不自由な子供たちが点字を学ぶことを助けるために作られたものとのことです。
ブロックの表面にはアルファベットや数字などを表す凹凸がレゴ®ブロックのポッチで表されていて、一般的なレゴ ブロックとも組み合わせられる互換性を持つものとなっています。
また、ブロックには点字の凹凸と一緒に文字や数字、記号が印刷されているため、目の不自由な方と一緒に目の見えるお友達、クラスメイトや先生たちが共同で使用できる仕組みになっています。
そして、「The LEGO Braille Bricks toolkit（LEGO点字ブロックツールキット」には遊びを通した学びの概念をもとに、ブロック遊びの要素が含まれた学習アイデアが含まれているとのことです。また、これらの教育資料は「www.LEGObraillebricks.com」のサイトを通じて入手できるようになることが説明されています。
点字ブロックのキットに関しては、対象各国のオフィシャルパートナーを通じて視覚障害のある子どもたちへの教育に対応する学校や特定機関、サービス団体に向けて無料で配布されるとのことです。
レゴ財団は対象各国のオフィシャルパートナー団体と協力してこれらの配布の管理のほか、教師からの新しい教育アイデアを取り入れた継続的な活動の拡大や各国に向けた教育手法のローカライズやトレーニングをサポートするとされています。
プログラムは7か国（デンマーク、ブラジル、イギリス、ノルウェー、ドイツ、フランス、アメリカ）で開始され、2021年初頭にさらに13か国（オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、フィンランド、アイルランド、イタリア、ニュージーランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、オランダ）へ展開される予定であることも発表されました。
以下のレゴグループ公式サイトでリリース詳細が公開されています。（英語）
