ソーシャルメディアの分析・モニタリングのプラットフォームを提供するTalkwalker社より、『世界で愛されているブランド』に関するレポートが公開されています。
そちらのレポートにて、レゴ(LEGO)が世界で最も『愛されている』ブランドとして紹介されていました。
レゴは世界で最も『愛されている』ブランド
レポートは、Talkwalker社が約800社の世界的なブランドを対象にSNSの分析およびモニタリングを実施。その中から選定されたトップ50社を特集としてレポートされたものとなっています。
その中でLEGOは、世界で最も愛されているブランドとして冒頭で解説されています。
ブランド愛は「友達」「信頼」
そもそもブランド愛がどういうものかについて、レポートでは喜びと信頼の組み合わせであるとして「単に人々が求めるブランドではなく、友達として信頼したいもの」と説明されています。
レポートではブランディング手法を11通りに分類し、それぞれに対して各ブランドが行っている手法やその総合的な効果を定量、定性的に分析。LEGOブランドはそれらのほぼすべての手法が用いられて関連するコミュニティを構築しているとのことでした。
広い市場に関連する多様な製品・サービスの開発能力、そしてブランドが生み出す純粋なノスタルジアの要素などが、LEGOへの大きなブランド愛に寄与していると説明されています。
LEGOブランドが生み出す感情
レゴ製品は幅広いユーザーをターゲットとし、子どもだけでなく大人向けの製品開発も行われています。レゴアイデア(Lego Ideas)のような製品開発にユーザーが関与するプラットフォームなどもユーザーコミュニティの拡大に大きく寄与しています。
レゴブロックでの遊びや楽しみは言葉のいらない普遍的な体験としてユーザーに残り、そしてこの体験は年を経ても褪せることなく、あらゆる世代の共通言語となります。
LEGOブランドは、これらのプラットフォームやコミュニケーションチャネルを活用しあらゆる年代と語り合いつづけることによって、世代や性別などを超えたLEGOブランド愛を育てることに繋がっているのだと感じました。
ブランド愛は「量」ではない
レポートでは、LEGO以外のブランドも広く紹介されています。
それらのブランドは世界的に有名な企業のブランドでだけでなく、富裕層向けのブランドや大衆向けのブランド、特定の地域に根付いた企業など、業種も規模も様々です。
ブランド愛を大きく育てることはコミュニケーションの量や規模の大小ではないことがわかる興味深いレポートとなっています。
レポートは主に企業のマーケティング担当者などに向けた資料となっていますが、ご興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。
レポート全文は、Talkwalker社のウェブサイトよりダウンロードすることができます。