「レゴ®スーパーマリオ レゴ®マリオとぼうけんのはじまり 〜 スターターセット 71360」の組み立てレビューです。
こちらの内容は主にこれからお子さまと一緒にレゴ®マリオを買おうかどうか迷っているパパさんママさんたちがお読みになることを想定した大人向けの製品解説になっています。(もちろんお子さまも安心してお読みいただけます)
レゴ マリオの組み立てから遊び方、製品の特徴やポイントなどを詳細に解説していますので、製品選びの参考にぜひご覧ください。
レゴマリオとぼうけんのはじまり〜スターターセット 71360について
本セットは、新シリーズ「レゴ スーパーマリオ」から、世界に先駆けて2020年7月10日から日本先行発売が開始されたレゴ ブロック製品です。
全ラインナップは各国で2020年8月1日から発売されましたが、スーパーマリオが誕生した国でもある日本では、スターターセットを含む3製品が世界に先駆けて先行発売されました。
レゴマリオとぼうけんのはじまり〜スターターセット 71360パッケージ
おもて
うら
レゴ®マリオとぼうけんのはじまり〜スターターセット 71360(LEGO® Super Mario Adventures with Mario Starter Course 71360)
型番:30554
対象年齢:6歳以上
レゴ スーパーマリオの世界への入り口となるスターターセットです。電池で動くレゴマリオのフィギュアと、レゴマリオからさまざまなリアクションを引き出す7種類のアクションブロックが含まれています。
レゴ ブロックで作るコースのパーツやアクションブロック、クリボー、クッパジュニアの敵キャラなどを使ってオリジナルのコースを作り、レゴマリオを動かして遊ぶことができるようになっています。
レゴマリオのフィギュアにはカラーセンサー、モーションセンサーを搭載し目と口とお腹の部分に液晶ディスプレイがあり、アクションブロックや動作に対応して表情や反応が変わります。
またスピーカーも搭載されており、アクションブロックなどの動作に対応してマリオの声やゲームの効果音、BGMなどが鳴るようになっています。
製品パッケージにはセットに含まれているキャラクターやアクションブロックなどの名前と写真が掲載されているのですが、日本語表記が無いのでちょっとわかりにくいかもしれないですね。
「クリボー」が「Goomba(グンバ)」、「クッパ」が「Bowser(バウザー)」、「ノコノコ」が「Koopa Troopa(クーパトルーパ)」のように、マリオの登場キャラクターは英語と日本語で名前が違ったりするので、マリオのキャラクターになじみがない方がお子様から「ノコノコが入ったセットが欲しい!」などとおねだりされると戸惑ってしまうかもしれません。
レゴマリオとぼうけんのはじまり〜スターターセット 71360組み立てレビュー
まずはレゴマリオのセットの組み立てと、スマホなどのアプリのセットアップを進めていきます。
スターターセットの箱を開けると、レゴ ブロックが仕分けされた6つの袋とレゴマリオ、クイックスタートガイドの冊子などが入っています。
ブロックが仕分けされた袋には番号が記載されていますが、こちらはたくさんのブロックが混在してしまわないように組み立て順に分類されています。
このあたりのパッケージ構成は他のレゴ ブロック製品と共通ですが、お子さまでも順を追って迷いにくく組み立てできる親切な設計となっています。
レゴマリオの電源をオンにする
まずは、付属しているクイックスタートガイドを見ながら進めていきます。
クイックスタートガイドの冊子には、レゴマリオに電池を入れる方法や、アプリで組み立てる順番などの簡単な内容のみが記載されています。
通常のレゴ ブロック製品には組み立て方が書かれた冊子の組み立て説明書が入っていますが、このレゴマリオ製品には冊子の組み立て説明書は入っていません。
この後に続く電池の準備やモバイルアプリのセットアップなどの作業には、お子さまひとりではちょっと難しく感じる行程も含まれているため、大人のサポートがあると安心だと思います。
まずは、レゴマリオを動作させるためには電池が必要となります。
レゴマリオで使用する電池の種類と数は「単4電池 2本」となっています。
電池は別売りでレゴマリオ製品には付属していませんので別途用意しておく必要がある点に注意が必要です。
電池を入れる作業は冊子のクイックスタートガイドの手順を確認しながら行っていきます。
レゴマリオの背中(裏)側にねじ穴が付いていて、その上にはBluetoothボタンと電源ボタンが付いています。
電池を入れるためにはこのレゴマリオの背中のカバーを外す必要があるのですが、このレゴマリオの背中のカバーを外すには、小さめのプラスドライバーが必要になりますので注意してください。
電池を入れてビスを締めたら、その後、青いオーバーオールの専用パーツを履かせます。足とズボン部分は一体型になっています。
そして、黄色いボタンやマリオのトレードマークの赤い帽子、耳などを付けてレゴマリオが完成です!
電池を入れて電源ボタンを押すと、ゲームなどと同じマリオの声で「レゴマーリオターイム」と音が鳴り、液晶画面に表情などの映像が表示されます。
レゴマリオの見た目、デザインについて。ミニフィグとの比較
レゴマリオは、マリオをモデルとしたレゴ ブロックのキャラクターです。
レゴ ブロックの人形にはミニフィギュアなどがありますが、レゴマリオはこのミニフィギュアなどとは大きさもデザインも大きく異なります。
まずレゴマリオのデザインですが、頭身は2頭身で、頭も体も角ばったデザインになっています。
首と胴体が繋がった直方体を組み合わせた体に手足が生えたような形状で、角には丸みが持たせられています。
レゴマリオの大きさはおよそ6ブロック分の高さで、帽子までを含めると7ブロック+アルファの高さとなります。通常のミニフィグはブロック4つ分の高さなので、ミニフィグと比べて2倍近い大きさとなります。
ミニフィグは左右の足の裏にそれぞれ1ポッチ分の穴が開いており、レゴ ブロックと組み合わせて固定することなどができます。レゴマリオにも同じように足の裏にくぼみがありレゴ ブロックと組み合わせて固定できます。
足の裏の大きさ(フットプリント)は幅4ポッチ、奥行き3ポッチになっていて、両端の3ポッチの足の裏の部分が足元のブロックと固定されるようになっています。
また、ミニフィグは上半身と下半身、頭のパーツなどで分解できますが、レゴマリオはオーバーオールの部分と帽子を取り外すことができるだけとなっています。また、耳など体の一部にはポッチがついていて、丸いタイルなどを取り付けるようになっています。
レゴマリオは腕の部分が可動します。首や足は動きません。
また、レゴマリオの手はミニフィグと同じようなクリップ構造になっていますが、ミニフィグとは大きさが異なります。
このレゴマリオの手の形状が少し特殊で、クリップ部分の幅(内径)に段差がつけられています。この段差によって2種類の大きさのパーツを固定することができます。
まず、狭いほうのクリップはミニフィグの手に使われているクリップと同じ大きさ(内径)になっており、バーなどのパーツ、ミニフィグ用のアクセサリなどを挟んで持たせることができます。
また、外側の大きな段差はレゴ ブロックの1ポッチの幅(外径)と同じサイズになっているため、レゴ ブロックのポッチと組み合わせできます。
下記はブロックを逆さまにしてレゴマリオに取り付けた例です。一方でミニフィグの手の大きさ(外径)は1ポッチと同じのため、レゴ ブロックの裏に手を差し込むことができます。
レゴマリオにこのような大きさやデザインが採用された理由は、レゴマリオの表情を変化させたりゲームで遊ぶためのデジタル要素を盛り込んだりするのが最大の理由かと思われますが、従来のレゴミニフィグたちとはデザイン上の共通性が少ないため、純粋なキャラクターのコレクションとしてはちょっと趣が異なる製品となっています。
そもそも、電源を切った状態のマリオは目と口が真っ黒でかなり不気味な顔立ちになっちゃいますので、そのまま飾っておくにはちょっと無理があります。電源を入れて遊ぶためのおもちゃと割り切ったほうがよさそうです。
一方、液晶画面や各種センサーを使うことでいろいろな反応を示すレゴマリオは、これまでのレゴ製品の中でも特徴的な全く新しいデジタルと連携したフィギュアとなっています。
レゴマリオの組み立て方について
このレゴスーパーマリオのセットには、作り方、組み立て方を説明した冊子の組み立て説明書が付属していません。
インターネットから組み立て説明書のデータをダウンロードして組み立てることもできますが、レゴスーパーマリオを最大限楽しむためにはスマホやタブレットなどのアプリが使える環境が必要となります。
モバイルアプリを使ったレゴマリオの組み立てについての手順については以下の流れになっています。
レゴスーパーマリオ公式アプリを用意
レゴマリオに電池を入れて無事起動の確認ができたら、次にスマホやタブレットを使って、コース作りの準備を進めます。
ここからはレゴスーパーマリオ公式の専用アプリを使います。
本セットには冊子の組み立て説明書が入っていませんので、コースの組み立て方などついてはスマホやタブレットにレゴスーパーマリオの無料アプリをダウンロードして見ることになります。
※アプリのダウンロードにはAndroidやiOSに対応したスマホやタブレットなどのスマートデバイスが必要です。対応機種などはLEGO.com/ja-jp/service/device-guide/でご確認ください。
もし、対応したスマホやタブレットなどをお持ちでない場合は、レゴグループ公式サイトにて組立説明書のデジタルデータ(PDF)をダウンロードして、組み立て手順を見ることも可能です。この場合はパソコンのブラウザなどで確認することができます。
レゴスーパーマリオ公式アプリをつかってセットアップを進める
専用アプリが用意できたら「スタート」をタップして開始です。
なお、「レゴマリオとぼうけんのはじまり〜スターターセット 71360」は、アプリがなくても遊ぶことができますが、今後新しい拡張セットなどを追加する場合、自動アップデートするためにBluetooth接続が必要になるとのことのため、アプリがあるとより楽しめると思います。
レゴマリオとBluetoothで接続
さて、アプリをつかったレゴマリオの設定の続きですが、レゴマリオの電源を入れた後に、Bluetoothでアプリをインストールしたモバイルデバイス(アプリ)とレゴマリオとを接続するように案内が表示されます。
通常はこの画面でレゴマリオの背中側にあるBluetoothボタンを押すことで、自動的に接続が完了します。
ちなみにレゴマリオとモバイルデバイスを接続するまで、コースの組み立て説明などを見ることはできません。
組み立て方を事前に確認したい場合などもあるかもしれませんが、こちらで確認する限りスターターセットの組み立て画面はこのBluetooth接続の手順が完了するまで表示することができませんでした。
そして、アプリとレゴマリオとの接続が終わると、自動的に画面が切り替わり、ワールド画面にレゴセットの画像(ステージ)が追加されます。
このワールド画面には自分が所有している拡張セットなどの情報も記録されるので、今後レゴマリオの拡張セットなどを購入して追加していくことで、アプリの画面上のワールドもどんどん広く、にぎやかになっていきます。
このワールド画面に表示されたスターターセットのステージ部分をタップすると、コースの組み立て手順を見ることができます。
組み立て手順の画面ではレゴ ブロックを組み上げていく手順だけでなく、レゴマリオがどういう反応を示すのかや敵の倒し方など、レゴマリオを使った遊びの流れを把握できる解説動画なども確認することができます。
ここからは、アプリの画面を見ながら手順を追ってコースを組み立てていきます。
このスターターセットの組み立て自体は他のレゴ ブロック製品などと比較しても非常にシンプルなものとなっていました。
大きな建造物や複雑な構造は少なく、最低限のギミックなどに限られているので、レゴ ブロックが初めてのお子さまでも一人で組み上げられるのではないかと思います。
ちなみに、クリボーの体には4面にポッチがついたパーツ使われていました。こちらは組み替えなどにも色々と便利に使えそうなちょっと珍しいブロックです。
レゴマリオのアクションブロックとステッカー
レゴマリオではコイン集めのゲームを遊ぶことができますが、このゲームではレゴマリオが情報を読み取るために特殊なバーコードが使われています。
この特殊なバーコードがプリントされたブロックのことを、レゴマリオでは「アクションブロック」と呼んでいます。
アクションブロックは主に2x2のタイル(表面にポッチのない平面の板パーツ)に、バーコードが印刷されたステッカー(シール)が貼られたものになっています。
下記の写真の土管の中にある白いシールや旗の下にある黒い板がアクションブロックです。アクションブロックはコースの各所ほか、敵キャラクターの頭や背中などにもつけられています。
このステッカーは自分で貼るのではなく、スターターセットでは全てのアクションブロックに初めからブロックにステッカーが貼られた状態で入っています。
ステッカー自体をなくしてしまったり貼り間違ってしまったりすることがないので、ステッカーの貼り付けが心配な方でも安心です。
レゴマリオのコース/ステージづくり
レゴマリオのコースは、スタート地点となる土管、ゴール地点に旗とゴールのアクションブロックや敵キャラなどのアクションブロックを組み合わせて作られています。
ステージに最低限必要なのはスタート、ゴールのみですが、レゴマリオはコイン集めにゲーム性を持たせているため、乗ったりすることでコインが手に入る敵キャラやブロック、ステージ上の仕掛けなどをつなぎ合わせて自由にコースを作っていきます。
ステージの作り方は説明書に一例の記載があり、そのまま指示通りに組み立ててあそぶこともできますし、オリジナルの組み合わせで自由に作ることもできます。
レゴマリオの遊び方について
スタート地点とゴールを含めたコースが完成したら、レゴマリオを使ってコイン集めのゲーム(コインハント)を遊ぶことができます。
スタート地点にレゴマリオを置くとゲームがスタートし、アクションブロックなどを使ってより多くのコインを集め、制限時間までにゴールにたどり着けばクリアとなります。
例えたくさんコインを集められたとしても、制限時間以内にゴールにあるアクションブロックを踏まなければゲームクリアにはならず、タイムアップでコイン集めゲームは終了となります。
以下の写真がシンプルなコースの例です。レゴマリオが入っている土管がスタート地点、その隣に敵キャラのクリボーがいて、クッパの白黒の旗が立っている地点がゴールです。
このスターターセットでは、クリボーのほかにクッパジュニアの敵キャラクターが付属しています。
レゴマリオでコインを集める仕組み
敵キャラには、それぞれアクションブロックが付いていて、レゴマリオで踏みつけるような動作をすることで倒してコインを集めることができるようになっています。
アクションブロックを踏みつけると、ゲームのマリオと同じように敵キャラを踏みつける軽快な効果音とともにコインを獲得した効果音がレゴマリオ本体から鳴ります。
そして、手に入ったコインの数はマリオの胸についた液晶画面に数字が表示されて確認できるようになっています。
また、コインを入手する方法は敵キャラを踏みつけるだけではありません。
アクションブロックには、レゴマリオを乗せて一定のアクションを行うことでコインをゲットできるような仕組みのものなどがあります。
例えばこのリフトのようなパーツは、乗せたマリオを落とさないように中央の回転パーツをぐるぐると回していくことでコインが手に入ります。
ブロックの上にマリオを乗せただけではコインは手に入らず、一定のスピードで回転させてはじめてコインが手に入ります。
これらのアクションブロックは、モーションセンサーなどを使ってマリオを落とさないように動かしていることを読み取ることで、バランスゲームとコイン集めが連動したゲーム性に繋がっています。
レゴスーパーマリオの拡張セットにはそれぞれにバラエティ豊かなアクションブロックが含まれていて、レゴ ブロックを使ってステージを拡張するだけでなく、これらのアクションブロックと連動して新しいギミックやアクションを楽しむことができるようになっています。
レゴマリオのスターターキットには、このほかにも雲のアクションブロックが付属しています。
こちらも上に乗せたマリオを落とさないように動かすことでコインが手に入ります。
レゴマリオのゲーム性について
レゴマリオはスタート地点の土管に置くことでゲームがスタートし、同時に60秒間のカウントダウンが始まります。
この60秒以内にいろいろなアクションブロックを使って、時間内により多いコインを集めてゴールすることが、このレゴマリオの大まかなルールとなっています。
レゴマリオのコイン集めのゲーム性
このレゴマリオのコイン集め(コインハント)ゲームですが、ゲームとしての縛りは非常に緩いもので、同じハテナブロックを叩き(踏み)続けてコインを得ることや、60秒間ずっと雲に乗せたままコインを集めるということも可能です。
ただ、実際に60秒間でどれだけコインを集められるのか、効率性だけを考えて遊んでみてみると、同じ敵を何度踏んでも、同じアクションブロックで長い時間アクションしても連続してコインを手に入れるためのタイムラグがあったり、一定のコインしか集められなかったりします。
(体感的にですが、同じブロックだけを使いつづけた場合は時間あたりのコインの入手枚数が制限される要素があるように感じます。)
また、アクションブロックにはハテナブロックなどのランダムで効果が発生するものもあり、例えばスーパースターは一定時間(無敵の音楽が鳴っている間)通常よりも敵を倒したときの獲得コインが多くなったり、60秒間の時間制限を延長する効果が得られるものもあります。
これらのランダムな要素によってもゲームの進行が左右されます。
このレゴマリオのゲーム性はこれらのアイテム(スーパースターなど)と連携してより多くのコイン獲得を狙ったり、タイミングを見てタイムを延長してタイムアップぎりぎりまでコインを稼いだりするなどの戦略性によって、デジタルでのコイン集めのパターンがより複雑に成り立っています。
子供たちに委ねられる遊びのルール
また、どのアクションをどう使ってよいか、アクションブロックをつかってよい順番や回数の制限などについては提示されていません。
レゴマリオは、この遊びの中核となる部分を実際に遊ぶ子どもたちに委ねていることも大きな特徴となっています。
例えば、クッパJr.のアクションブロックは、背中の甲羅の上についています。
また、クッパJr.がいる砦のパーツはには、踏みつけることで土台を倒すことができるギミックが付いています。
この踏み台を押し込んでクッパJr.を砦ごと倒すことで、クッパジュニアの背中の甲羅を「踏みつける」ことができるようになります。
アクションブロック自体はクッパJr.の甲羅についているので、マリオを横に傾けて足をクッパJr.の背中に押し付けてコインを得るようなこともできるのですが、それではマリオとしての遊びが十分には成り立ちません。
この踏み台のギミックをつかって「倒れた敵キャラの背中を踏みつける」というステップをルールとしてとらえることで、TVゲームのマリオの法則がレゴ ブロックの遊びと両立し、よりレゴマリオを楽しめるような仕組みが取られています。
決められた遊び方にすべて従うのではなく、緩いルールと子供たちの想像力によって遊びの幅を広げることができる製品となっていることがポイントです。
知育としてのレゴマリオ
さらにレゴマリオのゲーム性のほか、知育的な要素の視点からレゴマリオを見てみます。
いろいろ試したくなるマリオの反応
レゴマリオには足の裏のカラーセンサーのほかにも加速度センサーがついており、動きに合わせてさまざまな反応を示します。
例えば、マリオをジャンプさせるようにレゴマリオを動かすと、ジャンプの効果音とともにマリオが掛け声を上げたり、ちょっと高いところからレゴマリオを落としてしまうとマリオが気絶するような反応をしたりします。
また、カラーセンサーはアクションブロックの読み取りだけでなく、レゴ ブロックの色の違いによっても反応が変わるため、いろいろな方法でマリオのリアクションを探してみるのも楽しみのひとつとなっています。
コイン集めだけじゃなく遊びの幅を広げる拡張セット
レゴスーパーマリオは、別売りの拡張セットやキャラクターパック、パワーアップパックなどと組み合わせることで、さらにレゴマリオの遊びを拡大させることができます。
拡張セットにはスターターセットにはないアクションブロックが含まれており、レゴマリオの新しい反応を楽しめるほか、巨大なクッパ像や砦などレゴ ブロックのダイナミックな仕掛けなどを組み合わせて自分だけのレゴマリオのステージを作ることができます。
さらに、中には「ハンモック」のように、レゴマリオが寝てしまうだけでコイン集めゲームには何の関係もないギミックなども含まれています。(参考:「ヨッシーとマリオハウス」組み立てレビュー)
このハンモックがとても特徴的で、ハンモックを使うことでマリオがパワーアップしたりボーナスが得られるのかと思いきや、マリオがぐーぐーと寝るだけでそれ以外は全く何も起こりません。(笑)
拡張セットによってコイン集めゲームに対して何か特別な効果を追加できるギミックを期待した大人たちにとっては大きな肩透かしかもしれませんが、これをどのようにとらえてどのように遊ぶかはお子さま次第です。
これらを見ていくと、レゴマリオが単純にコイン集めのゲームで競うことを目的としたものではなく、レゴ ブロックとマリオというキャラクターを組み合わせることで生み出すことができる新しい発見や楽しみを根底として作られていることがわかります。
レゴマリオの反応やステージづくりの中で気づくことができる発見など、レゴマリオはレゴ ブロックとデジタルの要素を通じて知育にも繋がる新しい遊びの要素が提供されています。
レゴマリオのレビューまとめ
ここまでレゴマリオがもつゲーム性のほか、レゴ ブロックとの組み合わせによって生み出された自由な遊びのアイデアについて解説させていただきました。
もし、踏み台のギミックで飛んで行ったクッパJr.が仰向けに倒れた場合は?手で裏返しても良いのでしょうか?
それは子どもたちの遊びのルール次第です。
レゴマリオは基本的な遊びの枠組みを提供していますが、その最終的な遊び方はその時々で遊ぶ子供たちの想像力やお子さま同士のコミュニケーションによって創られます。
このあたりの想像力と組み合わせた遊びの創出は、レゴならではのアイデアといえるかもしれません。
作って遊べるゲームのマリオメーカーのような創造性と、新しい遊びを作り出すレゴ ブロックの創造性が生み出した、まさに「リアルマリオメーカー」ともいえる新しい遊びとなっています。
今回レビューしたのは、レゴマリオとぼうけんのはじまり〜スターターセット 71360でした。
スターターセットの詳細は上記のカタログ情報からご覧いただけるほか、レゴマリオシリーズはAmazon.co.jpなどで購入可能です。
お子さまへのクリスマスプレゼントや誕生日プレゼントなどにもオススメの製品ですので、ぜひチェックしてみてください。
以上、最後までお読みくださりありがとうございました。
この情報がみなさまとレゴ ブロックとの新たな出会いや楽しみに少しでも繋がれば嬉しいです。
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