中国「レゴランド 上海」の2024年開業に向けてプロジェクトが開始されたとの発表がありました。
これはレゴランドを運営するマーリンエンターテイメンツよりアナウンスされたもので、2020年11月6日に中国国際輸入博覧会の一環でレゴランド上海のプロジェクト調印式が行われ、プロジェクトが始動したとされています。
レゴランド上海は上海市内の金山区楓涇鎮が建設予定地となっています。ここは上海南西部の金山区に位置し地域周辺の推定人口は2億2000万人、2時間で5500万人が集うことができる立地であるとされています。
レゴランド上海の建築に向けては参画企業にて合弁会社を設立し資金を拠出するとされ、プロジェクト予算は約5億5000万ドル。開業時には250室を備えたホテルも含まれるほか、クリエイティブ、デザイン、建設分野での一流のチームが協力し、現地の文化や風景などからインスピレーションを得たストーリー性のあるテーマパークを構築するとのこと。
またこの上海のレゴランドは、完成すれば世界最大級のレゴのテーマパークになるとコメントされています。
着工は2021年から、開業は4年後の2024年を予定しているとのことです。
なお、レゴランドの開業スケジュールは2021年開業予定の「レゴランド ニューヨーク」と、2022年開業予定の「レゴランド コリア」が控えており、この「レゴランド 上海」はその後の2024年の開業予定となっています。
ニュースの詳細についてはマーリンエンターテイメンツのニュースリリース(英語)をご覧ください。
中国を戦略的成長市場として位置づけ投資を継続
中国はマーリン・エンターテイメンツやレゴグループにとって重要なマーケットとなっており、レゴグループからの発表では過去1年間で中国市場は二桁成長し、80以上の新規店舗がオープンされたとされています。
また、2020年11月6日には第三回中国国際輸入博覧会(CIIE2020)にて、他の新製品に先立ち主に中国市場をターゲットとした2021年の新製品が発表されました。
いずれも春節などの文化や中国に根付く物語などをテーマとしており、他のレゴブロック製品と比べてもとりわけ特定の国に向けたコンセプトが色濃く反映された製品デザインとなっています。
レゴグループは今後も中国を戦略的成長市場として位置づけ、投資を継続するとされています。
中国をはじめ世界中の子どもたちに向けてレゴブランドの成長と拡大はまだまだ続きそうです。