レゴファウンデーション、世界中の子どもたちのスキル発達を支援するグローバル・コンペティションの開催を発表
以下、今回のレゴジャパン株式会社のプレスリリースで発表された、レゴファウンデーションによるグローバル・コンペティションの開催についての引用です。
レゴグループ創立90周年を記念して実施 レゴファウンデーション 世界中の子どもたちのスキル発達を支援するグローバル・コンペティションの開催を発表
レゴファウンデーション史上最高額 1億4,300万米ドルの助成金を提供
レゴジャパン株式会社 2022年2月16日 17時00分
レゴジャパン株式会社(代表取締役社長:長谷川敦/所在地:東京都港区、以下レゴジャパン)は、レゴグループの所有権を持ち、大学や教育機関などとレゴ®ブロックの教育研究を進めながら、遊びを通して学ぶことで、子どもたちが創造力を発揮し、生涯学び続けられる人になれるような未来を築くことに力を注いでいる財団法人のレゴファウンデーションが「Build A World of Play Challenge(ビルド・ア・ワールド・オブ・プレイ・チャレンジ)」を行うことを発表いたします。
「Build A World of Play Challenge」は、レゴグループ90周年を記念して開催され、新型コロナウイルスの世界的な大流行により、0歳~6歳の幼少期の子どもたちが受ける様々な問題を解決するための革新的なアイデアを募集するグローバル・コンペティションです。世界中の子どもたちに良い影響を与える団体を対象とし、受賞者にはレゴファウンデーション史上、過去最高額となる総額1億4,300万米ドル(158億円相当)の助成金が支給されます。
■開催の背景
新型コロナウイルスの流行により、世界中の子どもたちが深刻な問題に直面しています。2020年3月から2021年2月の間に、194ヶ国で1億6,700万人の子どもたちが育児ケアや教育サービスを受ける機会を失いました。※1リモート環境で学習することができない未就学児も1億2,000万人にのぼります。さらに、2018年から2020年にかけて年間平均29万人から34万人の子どもたちが難民として生まれました。※2
子どもたちを取りまく環境が厳しくなる中でレゴグループは2022年に創立90周年を迎え、幼児期の育成への投資はこれまで以上に重要なものになると考えています。
※1 https://www.worldbank.org/en/topic/education/publication/the-state-of-the-global-education-crisis-a-path-to-recovery
※2 https://www.unhcr.org/refugee-statistics-uat/
■Build A World of Play Challengeについて
本コンペティションは、「世界中の子どもたちに遊びを通して学ぶ機会を提供する」というレゴグループおよびレゴファウンデーションの約束を再確認するために行われます。
質の高い幼児教育と保育の提供、十分な栄養提供の支援、家庭やコミュニティにおける有害なストレスの根絶・暴力の減少、公害からの保護、家族全体の社会的・感情的福祉の支援など、今日における子どもを取り巻く問題等に対して、エビデンスに基づいた革新的な解決策を提示した団体に助成金を支給します。応募されたアイデアは、0歳から6歳までの子どもたちの成長に大きく貢献できるか、いかにインパクトがあるか、実現・持続可能であるかなどを基準に選定されます。
「すべての子どもたちは、安心して質の高い教育や医療を受ける権利を有しています。しかし、今日まで、幼児期の発達支援の重要性は認識されていないだけでなく、資金も著しく不足しています。子どもたちは明日のビルダー(担い手)です。未来の世代のために、より良い世界を築くために、私たちはイノベーションと行動を起こして協力し合わなければなりません。子どもたちに投資することは、私たちの未来に投資することと同意です」とレゴファウンデーション 理事長 兼 レゴグループ 4代目 CEO トーマス・キアク・クリスチャンセンは述べています。
「Build A World of Play Challenge」の詳細については、以下をご覧ください。
https://learningthroughplay.com/build-a-world-of-play/the-challenge
・申込期間:2022年4月7日(木)~2022年5月17日(火)※デンマーク時間
・申し込みURL:https://learningthroughplay.com/build-a-world-of-play/the-challenge
※日本の団体も申し込み可能です。
<受賞額と内訳>
総額1億4300万米ドル(158億円相当)の助成金/5団体の受賞を予定
・3団体:各約3,000万米ドル(34億6,700万円相当)
・2団体:各約1,500万米ドル(17億3,350万円相当)
・最終選考に残った10団体: 各100万米ドル(1億1,556万円相当)
レゴグループYoutube公式チャンネルにて、「Build A World of Play Challenge」のプロモーションムービーをご覧いただけます。
https://youtu.be/28oVsvV8-ao
■レゴファウンデーション CEO アンネ・ビルギット・アルブレクセン コメント
「私たちは今、かつて経験したことのない、世界的な緊急事態に直面しています。子どもが生まれてから育つ最初の数年は、脳の発達が最も適応能力が高くで急速に発達するため、質の高い経験が必要です。さらにここでの経験は長期的な学習、健康、行動の基礎となります。幼児期の成長への投資は、生活の質を高めることに影響することが分かっています。私たちは『Build A World of Play Challenge』を通じて、他の団体と協力しながら世界が直面する最大の課題に緊急に取り組み、世界の意思決定の中心に子どもを据えた、創造的で実行可能なアイデアを提供したいと考えています。
都市づくり、教育システム、医療システム、そして地球を救うための解決策など、社会の中で最も若い世代を第一に考えた世界の構築を始めなければなりません。このコンペティションが子どもたちの生活に真の変化をもたらす機会となることを願っています。」
尚、「Build A World of Play Challenge」は、John D. and Catherine T. MacArthur Foundationの非営利団体である「Lever for Change」とともに運営されます。「Lever for Change」はネットワークを活用して、人種や性別の平等、経済発展、気候変動など、世界最大の課題に対する解決策を見つけて資金を提供する活動を行っています。
■レゴファウンデーションについて
レゴファウンデーションは、「遊びが持つパワーを通して、世界の明日を創造していく未来の担い手を育成する」というレゴグループの使命を共有し、レゴグループの利益の25%を所有しています。遊びを通して学ぶことで、子どもたちが創造力を発揮し、生涯学び続けられる人になれるような未来を築くことに力を注いでいます。利益の一部は研究プロジェクト、活動、パートナーシップの資金として活用されます。例えば、2021年にレゴファウンデーションは、遊びを通じて子どもたちがその可能性を最大限に発揮できるよう支援するイニシアチブに28億デンマーククローネ(4億4390万米ドル/511億1,700万円相当)の助成金を提供しました。
詳細:www.learningthroughplay.com
■Lever for Changeについて
Lever for Changeは、人種やジェンダーの平等から気候変動に至るまで、世界最大の問題に対する解決策に投資を提供・運用する活動を行っています。2019年にジョン・D・アンド・キャサリン・T・マッカーサー財団の非営利関連団体として設立され、これまでに140以上の団体に支援を提供してきました。
詳細:www.leverforchange.org
■レゴグループについて
遊びが持つパワーを通して、—世界の明日を創造していく未来の担い手を育成する—それがレゴグループの使命です。レゴブロックと基礎部分からなるLEGO System in Playは、子どもから大人まで誰もが、思い通りにものを作り上げ、好きに形を変えて、また新たなものを作り上げられる遊びツールです。
レゴ グループは、1932年、デンマークのビルンで誕生しました。創立者は、オーレ・キアク・クリスチャンセン。レゴという名は、デンマーク語で「よく遊べ」を意味するLEg GOdtに由来しています。
現在も引き続きビルンを本部として家族経営を続けているレゴ グループですが、その製品は世界140カ国以上で販売されています。
レゴジャパン公式Twitter:https://twitter.com/LEGO_Group_JP
レゴジャパン公式Facebook:https://www.facebook.com/legojp/
<本件に関する一般消費者からのお問い合わせ先>
レゴジャパン コンシューマー・サービス
TEL:00531-65-0597(平日9:00〜17:00/通話料無料) E-mail:LEGOJapan-cs@lego.com
- Source : PR TIMES