今回組み立てるのはディズニー映画「アナと雪の女王2」を題材としたレゴ®ブロック製品「レゴ®ディズニー アナとエルサのプリンセスブック 43175(43175 LEGO® Disney Anna and Elsa's Storybook Adventures)」セットです。
レゴ ディズニー 43175 アナとエルサのプリンセスブックについて
レゴ ディズニープリンセス アナとエルサのプリンセスブック 43175(Amazon)
- 型番:43175
- ピース数:133
- 対象年齢:5才以上
「レゴ ディズニー 43175 アナとエルサのプリンセスブック」は2020年の1月に発売されたセットです。
このセットと同時に、ディズニープリンセスをモチーフにした「プリンセスブック」のセットが4種類 発売されました。
発売されたのは「ムーラン」、「アナと雪の女王2」、「リトルマーメイド」、「美女と野獣」の4作品のセットです。
- レゴディズニー 43174 ムーランのプリンセスブック(ムーラン)
- レゴディズニー 43175 アナとエルサのプリンセスブック(アナと雪の女王2)
- レゴディズニー 43176 アリエルのプリンセスブック(リトル・マーメイド)
- レゴディズニー 43177 ベルのプリンセスブック(美女と野獣)
なお、この「プリンセスブック」というシリーズは海外では「Storybook Adventures」(絵本の冒険)というシリーズ名称になっています。
今回のセットはこのうちのひとつ、ディズニー映画「アナと雪の女王2」を題材としたセットになります。
レゴディズニー 43175 アナとエルサのプリンセスブックの全体
このセットの最大の特徴は、本の形の全体像です。
飛び出すしかけ絵本のように、開いた本の上にモデルが立ち上がるようなしくみになっています。
フィグの人形は置いた場所によって頭がぶつかってしまったりするので、いくつかのパーツは取り外したり手で折りたたむ必要があるものの、中央の建物などは取り外ししなくても本が閉じられるようになっているのが素晴らしいです。
中央の建物
アレンデール城の外観がモチーフで、中央の塔の部分が折りたためるようになっています。
お城の正面には橋がかけられています。
この本の形をした土台ですが、本の内側には土台になる部分にポッチがついていてブロックなどが固定できるようになっています。
この土台には、四隅と中央にポッチがついていて、橋と木の枝風のパーツを取り付けています。
お城の裏側はピアノが取り付けられています。このピアノは本を閉じる際に折りたためるようになっています。
反対側にはベッドが取り付けられています。
付属の人形(フィギュア)について
今回、キャラクターの人形は通常のミニフィグ(ミニフィギュア)と違い、プリンセスブックシリーズで新しく登場した新しい形状のものが付属しています。
この新しい人形の正式名称は、レゴグループ公式のカタログページによると「マイクロドール フィギュア(micro-doll figures)」と呼ぶようです。
このマイクロドールフィギュアですが、大きさは通常のミニフィグの首くらいまでの高さです。
マイクロドールフィギュアは通常のミニフィグのように足と胴体では分割されておらず、手や足の部分は動かすことができないようになっています。
マイクロドールフィギュアは髪型、顔、体の3つのパーツからできています。オラフは鼻が別パーツになっています。
また、オラフについてはちょっと特殊で、胴体部分に通常のミニフィグの顔パーツが使われていました。
マイクロドールフィギュアの足のくぼみは1ポッチ分で、1ポッチのピースの上に固定できるようになっています。
また、マイクロドールフィギュアの両手や一部の髪パーツには小さな穴(ピン穴)が開いていて、細い軸のついたパーツが固定できるようになっています。
レゴフレンズのミニフィグの髪に開いている穴などと同じ径になっていて、髪飾りなどを共通で使うことができます。
下記の画像は、レゴフレンズ シリーズに付属していたアクセサリをアナの髪に付けてみたところです。
そのほかに、マイクロドールフィギュアの髪パーツは通常のミニフィグやレゴフレンズのミニフィグと互換性があり、交換することなどができます。
また、顔パーツはレゴフレンズのミニフィグと互換性があり、交換することができます。(通常のミニフィグの顔パーツとは固定する軸の太さが違うため交換できません)
下記の写真は通常のミニフィグにエルサの髪型、レゴフレンズのミニフィグにアナの顔部分、エルサのマイクロドールフィギュアに通常のミニフィグの髪型を交換して取り付けてみた様子です。
そのほか、マイクロドールフィギュアの手の外径(外側の大きさ)などが既存のレゴブロックやミニフィグと接続できる大きさになっているのかどうか確認してみましたが、特に一致する部分はなさそうでした。
マイクロドールはエルサ、アナ、クリストフの3体と、マイクロドールの規格とは少し違いますがキャラクターとしてオラフが付属しています。
また、エルサには手に持たせる氷のパーツがついていますよ。
ソリ
ソリがひとつついています。
中央1ポッチの土台でマイクロドールが固定できるようになっています。
ステッカー
セットにはステッカー(シール)がついています。
シートは2枚に分かれていて、1枚は組み立て説明書に従ってブロックのパーツや本の背表紙などの指定された場所に貼るようになっていますが、もう1枚については貼る場所についての指定がありません。
こちらのステッカーは花壇や階段、ソファーやテーブルなどのイラストが描かれたものになっていて、作る人が好きなようにお城を飾れるようになっています。
なお、今回の組み立てレビューでの写真は組立説明書で指定されたステッカーだけを貼った状態で撮影しています。
プリンセスブックの折りたたみ
プリンセスブックの折りたたみ方です。
まず、塔の先端とピアノの部分を折りたたみます。
マイクロドールは外すか、ぶつからない場所で固定します。
アナと雪の女王のセットの場合は、屋根の上付近に4ポッチ分の取り付け可能な場所があり、ここに4体のマイクロドールを取り付けるとぶつからずに収納できて良い感じでした。
ソリも隅っこに固定します。
写真で見るとこんな感じです。
このまま本を閉じるとパーツ同士がぶつからず、また固定された状態になるので、本の状態で動かしてもカラカラ鳴ったりしない状態で持ち運ぶことができます。
本を閉じた状態
表紙にには大きなプレートが取り付けられています。こちらのパーツの絵柄部分はプリントになっています。
背表紙部分のオラフのエンブレムの絵柄部分はステッカーです。下には「LEGO」のロゴが入っています。
また、裏表紙の絵柄部分もステッカーです。
表紙側にもいくつかポッチがついているので、手持ちのパーツなどで飾り付けることもできそうですね。
本の側面についている留め金部分はヒンジパーツでしっかりと固定できるようになっています。
勝手に開いたりすることはなさそうです。
また、閉じるとこんな感じで鍵穴の絵柄のプリントがされています。
まとめ
その他、セット全体を撮影したものをいくつかご紹介します!
本の状態の全体像です。
アナとオラフがお城の前でおしゃべりしているところです。
お城の上にいるエルサです。
そりに乗ってやってきたクリストフ。
お城の中でパーティー?
みんな揃って。
お城の部分は小さなプレートパーツの上に建てられているので、このように建物ごと外して飾ることもできますね。
本の中で組み立てた状態も良いのですが、この飾り方だと空間の広がりがあってさらに豪華に見える気がしませんか?
お子様だけじゃなくてディズニーファンのコレクションとして飾ってもサマになりそう。お気に入りの構図です。
一番の驚きはやはりコンパクトに折りたためる本のアイデア。
レゴ ブロックというと「細かい遊び方の提案をせずに自由な想像力で組み立てて遊べる製品」と、「ある程度固定された構造をつかってお手軽に遊べる製品」のそれぞれの着想があって、いずれもどちらかの遊び方を決めつけるものではなくコンセプトや対象年齢によってこれらのバランスをとって製品デザインがされているのですが、今回のセットについては後者の「手軽に遊べる」の比重が大きめのキット、という印象でした。
組み立てそのものはとてもシンプルですが、建物部分がブロック単位で切り離せるようになっていたり、想像力を掻き立てられるデフォルメのデザインになっているため、ただ作って飾るだけなどではなく子供たちが遊ぶための構成要素がしっかり固められていることがわかります。
また、自由貼れるステッカー(シール)も、この「手軽に遊べる」の中に想像力やオリジナリティーを加える要素として子供たちの遊びを広げる要素のひとつではないかと思いました。
さらにこのセットの最大の特徴である本の構造によって、セットを完全に分解したりすることなく手軽に持ち運べるようになっているので、女の子が家の中で持ち運んだりカバンにいれてお出かけしたりするような、お子様が夢中になるシーンも目に浮かびます。
お子様向けのレゴ入門用としても、ディズニーファン向けの飾れるセットとしてもオススメできるセットです。
新しく作られたマイクロドールについてですが、他のレゴ ブロックや部品との互換性が限られているのでいろいろなキットに流用されていくことはなさそうですが、キャラクターものの再現度が高くて大きさ自体がコンパクトなので、今回のようなディズニーコラボセットや、小さくまとめて運べるキットなどと親和性が高そうです。
以上、「レゴ ディズニー アナとエルサのプリンセスブック 43175」の組み立てレビューでした。
最後までお読みくださりありがとうございました。