レゴ(R)クラシックとは?
- レゴ®クラシックは、自由な創造力で組み立てることを想定して作られた、様々な色合いのブロックやパーツが入っているレゴ®(LEGO®) ブロックの基本となるシリーズです。
- ブロックやパーツがセットになったもの以外に、基礎板がレゴ クラシックシリーズに属しています。
- カラフルなレゴ ブロックが揃うクラシック シリーズは、自由な発想力で作るのにぴったりなセットです!
レゴ クラシックは何歳から?対象年齢や区分について
レゴ(LEGO)ブロックにはいろいろな種類がありますが、いつから、何歳から遊ぶのが適切なのか、対象年齢の違いや商品の内容の違いなどで悩んでしまうことがあるかもしれません。
ここではレゴ クラシックほかレゴ製品の対象年齢や区分についてご説明したいと思います。
レゴ クラシックシリーズの対象年齢は?
レゴ クラシックは、対象年齢4才以上*の全ての方向けのレゴ ブロック製品シリーズです。(*一部例外製品あり)
レゴ®製品カタログでは製品の対象年齢について「7+」や「9-14」のように、「〇才以上」や「〇才から〇才まで」という表記がされています。
通常この対象年齢は「5-12」のように未成年のお子様の年齢が範囲として記載されているのですが、このレゴ クラシックシリーズの対象年齢については「年齢:4-99」と表記されていて、この製品の対象年齢が4歳以上であることだけでなく、大人も含めて「99才まで」という内容が含まれています。
これはもちろん100才以上は遊べないという意味ではなく、子供から大人までが広く楽しむことができるという意味を含めて記載されているのだと思います。
またこれには「大人がひとりで遊ぶ」という意味だけではなく、親子、おじいちゃんやおばあちゃんを含めたご家族が子供たちと一緒に遊ぶシーンや、教育や研究現場などでの題材として使われるシーンなど、あらゆるところでこのレゴ ブロックが遊びや創造性のヒントになることが、このレゴ製品に対する思いとして込められているようにも読み取ることができます。
レゴ デュプロとの違いについて
なお、より低い対象年齢のシリーズとして、1歳半(18か月)からを対象年齢とした「レゴ®デュプロ」シリーズがあります。
レゴ®デュプロ (LEGO® DUPLO®)は通常のレゴ ブロックよりも大きく、軽い力でもくみ上げることができるブロックで構成されていて、小さなお子様でも遊びやすい製品です。詳細については下記をご覧ください。
レゴ クラシック製品には小さいパーツが含まれていますので、小さいお子様が口に入れたりしてしまわないよう、4歳未満のお子様はレゴ デュプロで遊んでいただくことをお勧めします。
4歳からのレゴ セット「4+」「レゴ ジュニア」について
「レゴ®シティ」や「レゴ®フレンズ」「レゴ®ニンジャゴー」などのような特定の題材をテーマとしたレゴ ブロック製品には、4歳からのジュニア向けのセットとして「4+」という製品区分があります。
この「4+」の製品については以下のページで解説していますので、4歳からのお子さまに向けて、レゴ クラシック以外のレゴ製品をお探しの場合は、リンク先もあわせてぜひチェックしてみてください。
また、2018年までの製品では4歳からを対象年齢とした「レゴ®ジュニア」という製品シリーズがありました。2018年以前のレゴ ジュニアシリーズについては以下をご覧ください。
レゴ クラシックシリーズの区分
レゴ クラシックシリーズは「アイデアボックス」や「アイデアパーツ」など、特定のモチーフを定めず好きなブロックを組み合わせて自由な創造力で組み立てるセットとしてラインナップされています。
製品は「レゴ シティ」や「レゴ フレンズ」「レゴ ニンジャゴー」などのような特定の題材はなく、いろいろな色、いろいろな形をしたブロックの詰め合わせのようになっていて、お手本などを使用せずに自由に組み立てて遊ぶことができます。
ちなみに、説明書などが全くないわけではなく、セットに含まれるブロックを使った組み立てのガイドが付属しているものもあるので、お手本通りに組み立てて楽しみながら創造力を広げていくこともできます。
製品のパッケージは主に黄色を基調にデザインされていて、「黄色のアイディアボックス」などの名称となっているものが多いです。
また、「基礎板」と呼ばれる土台になる板もこのレゴ クラシックシリーズとしてラインナップされています。
シリーズの変遷について
2014年頃まではレゴ基本セット「赤いバケツ」「青いバケツ」または女の子向けの「ピンクのコンテナ」などが基本セットとしてあったのですが、それ以降はこれらの基本なセット4歳以上の全ての方向けのレゴ クラシックシリーズと、4歳〜7歳向けのレゴ ジュニアシリーズとに分かれた形になります。
その後、2019年にレゴジュニアシリーズは「4+」という製品区分に変更されました。
「4+」(レゴ ジュニア)シリーズは、主に小さなお子様がひとりでも組み立てやすいブロックで構成された製品になっています。
お子様の自立心向上のために自分自身で組み立て方法を学びながら成長することをテーマとしたものが「4+」(レゴ ジュニア)シリーズで、お子様自身の創造力からさらに親子や世代を超えたコミュニケーションを生み出し、ひとりだけでなくみんなでも楽しむことをテーマにしたものがこのレゴ クラシック シリーズとして位置づけられているのではないかと思います。
カラフルなブロックが揃うクラシックシリーズは、自由な発想力で作るのにぴったりな基本セットです!
レゴ クラシック以外の基本セットについて
レゴ クラシックは、細かいテーマを持たずに一般的なレゴ ブロックで構成されたブロックの詰め合わせセットになっていますが、男の子向けや女の子向け、シリーズのファン向けに、レゴ製品の各シリーズからも組み替え可能な基本セットが発売されています。
男の子向けのレゴ基本セット
主に男の子向けの製品として、レゴ シティから、自由に組み立てることができる基本セットがラインナップされています。
レゴ シティ ポリススターターボックスは、レゴ シティで定番となっているモチーフである警察署、パトカー、レッカー車などを組み立てることができるブロックに加えて、ポリス、泥棒、警察犬などのミニフィギュア(人形)も含まれていていろいろなモチーフに組み替えて遊ぶことができます。
また、こちらのスターターボックス製品は箱がプラスチック製のレゴ ブロック風のボックスになっていて、ブロックをお片付けする収納箱としても使うことができるため、収納を一緒に探している場合は便利です。
女の子向けのレゴ基本セット
主に女の子向けの製品として、レゴ フレンズから自由に組み立てることができる基本セットがラインナップされています。
- 型番:41431
- ピース数:321
レゴフレンズをテーマにした収納できるボックス入りのレゴフレンズのスターターセットです。「ミア」「オリビア」のミニドールフィギュア2体や、馬など動物たちのパーツも付属しています。
マインクラフト、レゴムービーなどのコラボ製品のレゴ基本セット
レゴ マインクラフトシリーズには、レゴ クラシックのようなブロック詰め合わせの基本セットとして「クラフトボックス」があります。
また、映画「レゴムービー2」の公開に合わせて、レゴ クラシックの基本セットに加えてレゴムービーの登場キャラクターなどが含まれた「ビルダーボックス」という基本セットも過去に発売されました。
これらのように、基本セットはシンプルなブロックの詰め合わせだけでなく、キャラクターやテーマとのコラボ製品などもラインナップされていますので、お子さまの好みなどにより選んでいただくのが良いと思います。
- 型番:21161
- ピース数:564
マインクラフトの世界をモチーフに、自由にクラフトを楽しむことができるレゴブロックのセットです。
海辺や草原の地形を中心に、家や砦のクラフトなどができるいろいろなブロックが含まれています。
3歳以下のお子様向けのレゴ ブロックについて
レゴ ブロックは主に4歳以上のお子様を対象として作られています。
1歳半から3歳以下のお子様向けの製品にはレゴ デュプロがあります。
レゴ デュプロはレゴ ブロックよりも大きなブロックで組み立てやすく、小さなお子様に向けて安全安心の作りになっているので、対象年齢をご確認して選んでください。
レゴ デュプロにもレゴ クラシックと同じく基本のセットがあります。
- 型番:10913
- ピース数:65
男の子と女の子の人形が1体ずつ付属しています。また、クルマの形のおもちゃも1台付属しています。
レゴ ブロックの土台(基礎板)について
レゴ ブロックには、基礎板と呼ばれる製品があります。
レゴ ブロックの基礎板は、薄い板の形をしており、表面にはレゴ ブロックと同じくポッチが並んでいます。
基礎板の表面にブロックを取り付けることで、組み立てるレゴ ブロックの土台として使うことができます。
レゴ ブロックの土台(基礎板)を使うメリット
このレゴ ブロックの基礎板ですが、お子さまなどがレゴ ブロックを組み立てる際にいくつかのメリットがあります。
まず、レゴ ブロック製品をいくつかお持ちであれば、この基礎板と組み合わせることで組み立てたセットを単純に土台して飾ることができます。
建物などのレゴ ブロックセットの中には、小さな土台がついているものもありますが、いくつかは独立していたり、倒れやすかったりするものもあるので、これらのセットと基礎板を組み合わせることで、安定して組み上げたセットを固定できます。
また、お子さまがレゴ ブロックを組み立てる際のメリットとしてもう一点、組み立てのしやすさが挙げられます。
レゴ ブロックが初めての4才前後のお子様がレゴ ブロックを組み立てる際、小さいパーツ同士の組み立ては少し難しいことがあるかもしれません。
大きめのブロックを土台に押し込む、という動作は、小さいパーツ同士を組み合わせる動作よりも比較的簡単に行えるため、建物などを作る場合などはブロックがあちこちに転がってしまうことなく、安定してブロックを積み上げていくことができます。
お子さまがひとりで自由にレゴ ブロックで遊ぶとき、組み立てやすさ、遊びやすさなどの面からみても、このレゴ ブロックの基礎板があると遊びの幅が広がります。
創作レゴ「MOC」について
余談ですが、レゴ ブロック用語で「MOC」(モック)という言葉があります。
MOCとは「My Own Creation」の頭文字をとった略称で、日本語では「自分自身の創作物」、つまり自分が創作したレゴ作品を表しています。
MOCはもちろん説明書に沿って作られたものではなく、自分自身のイメージをもとに手元にあるレゴ ブロックを使って創作されたものです。
これにはものを作るための想像だけでなく、レゴ ブロックでイメージをどう表現して伝えるかというデザインの力や、足りないブロックを埋め合わせて表現するための組み合わせの取捨選択や発想力なども必要になります。
レゴ製品には特定のテーマやセットにしか含まれていないパーツがたくさんありますので、MOCで足りないブロックはそれご含まれているセットを探して買いそろえる、という方法もあります。
「レゴ シティ」や「レゴ ニンジャゴー」など特定のテーマを扱ったレゴ製品でももちろんブロックを組み替えて遊ぶことができますが、いろいろなパーツが含まれている一方で、逆によく知られている8ポッチや4ポッチなどの基本的なブロックが少なくて組み替えて遊ぶことが難しい、ということもあります。
基本的なブロックをそろえることができるレゴ クラシックシリーズは、自由な表現力で組み立てを楽しむことができるレゴ ブロックの原点であり、このMOCの原点となるシリーズといえると思います。
次のページでは、具体的なレゴ クラシックの製品についてご紹介します。