レゴグループ、再生プラスチックを使ったレゴ(R)ブロック初のプロトタイプを発表!2030年までにレゴの全てのパーツを持続可能な資源由来のプラスチックへ

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レゴ®グループは、使用済みペットボトルを再利用したリサイクル素材「再生プラスチック」からつくられた最初のレゴ®ブロック試作品(プロトタイプ)を発表しました。この環境に配慮したサステナブルな新たな取り組みについての詳細がレゴ®公式ニュースルームおよびレゴジャパン株式会社よりアナウンスされました。

©2021 The LEGO Group.

厳しい品質と安全要件を満たし、リサイクル素材を使用したブロック開発はレゴグループとして初めての取り組みとなります。これは、2020年に発表された3年間で4億ドルのサステナビリティへの投資を行う施策の一環となっており、「2030年までにレゴの全てのパーツを持続可能な資源由来のプラスチックにする」という目標における最新のステップとして共有されました。

現時点では、レゴ®アイデアツリーハウスやレゴフラワーブーケや盆栽などのレゴボタニカルコレクションなどの一部レゴ製品には、サトウキビを原料とする持続可能な植物由来プラスチック製のパーツが一部含まれており、サステナブルな素材を使うバイオポリエチレン製のパーツは取り組みの先駆けとなっていました。

ただし、この植物由来のパーツはレゴの象徴である、堅くて丈夫なパーツ製造には適していないため、目標の達成に向けて新しい素材の開発に至ったことが説明されています。

そして今回の発表では、プロトタイプとなるレゴ ブロック素材には、廃棄された飲料用ペットボトルのプラスチックを使った、海外の食品安全機関(FDA、EFSA)の承認を受けた米国のサプライヤーから調達した再生プラスチックを使用しているとのこと。この再生プラスチックを使って、既存のレゴ ブロックと同様に厳しい品質と安全性の要件を満たした最初のブロックが開発されたのは良いニュースとなります。

このレゴ ブロック試作品が、さまざまなテスト、開発作業を経た上で、パイロット生産段階に移行するかの過程で、少なくとも1年はかかると予想されているとのこと。実際に製品化に至ったものが私たちの手元に届くようになるまでには、原材料の調達や長期的な供給な確保などの取り組みもあり、まだ数年はかかるのだと思われます。

レゴグループの最終的な達成目標としては、レゴ®の全てのパーツを持続可能な資源由来のプラスチックに2030年までに変更することが挙げられおり、世界的に人気のレゴ製品で実現されれれば素晴らしいサステナブルな取り組みとなることは間違いありません。

このようなサステナブルな取り組みについては、国連サミットで採択された「SDGs(Sustainable Development Goals)」が、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際的な目標であるため、玩具業界をはじめ、さまざまなカテゴリの企業で取り組みが行われていることが発表されています。世界各国の企業は、経済的価値と同様に社会的貢献性による社会的価値が、今後ますます重要になってきています。

レゴグループのサステナブルな取り組みについては、以下レゴグループ公式サイト(英語情報)へ。

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