「レゴ®クリエイター タウンハウス おもちゃ屋さん 31105」の組み立てレビューです。
本セットは2019年12月に発売が開始されたレゴ®ブロック製品です。
同時期の2019年12月のレゴ新製品には、ファイヤードラゴンやモンスターバーガートラックなどのセットが登場しています。
またレゴ クリエイター シリーズからは、同じタウンハウス型のセットとして「31097 タウンハウス ペットショップ&カフェ」や「タウンハウス 31065」が過去に発売されています。
レゴ クリエイター タウンハウス おもちゃ屋さん 31105
- 型番:31105
- ピース数:554
タウンハウスのおもちゃ屋さんが表現されたセットです。
ケーキ屋さんや天窓のあるお花屋さんに組み替えができる3 IN 1セットです。
対象年齢8歳以上、ピース数554のレゴ ブロックセットです。
この「レゴ クリエイター 3in1」は、ひとつのセットに含まれるブロックを使って3種類のモチーフに組み替えができる(3 in 1)ことが特長になっています。
今回の「タウンハウス おもちゃ屋さん」は、タウンハウスのおもちゃ屋さんのほかに「ケーキ屋さん」と「お花屋さん」の3種類からどれかの建物を選んで組み替えることができます。
タウンハウス おもちゃ屋さんのパッケージ、組み立て説明書など
パッケージを開けると、マニュアル1冊、3つに分けられたブロックの袋、2枚のプレートが入っています。ステッカー(シール)などは含まれていませんでした。
組み換えにはブロック外しがあると特に便利なのですが、このセットにはブロック外しが付属していませんでした。
3種類の組み立てパターンがあるので、組み立て説明書もずっしりと厚めですよ。
組み立て説明の最終ページは263ページでした。
ミニフィグについて
ミニフィグ(ミニフィギュア)は男の子と女性の2体が付属しています。
男の子のミニフィグはダブルフェイスになっていました。
こちらは、ちょっと怖がっているような嫌がっているような表情ですね。
以下からは、このセットで作ることができるそれぞれの建物をご紹介していきます。
1. タウンハウスのおもちゃ屋さん
ひとつめのモチーフ「タウンハウスのおもちゃ屋さん」です。
二階建ての建物で、一階部分がおもちゃ屋さんの店舗、二階部分はタウンハウス(住居)になっています。
おもちゃ屋さんの前に置かれた宇宙ロケットのライド(電動遊具)が特徴的です。
各階と天井部分は簡単に取り外しができます。
各部屋やお店の中などを触りやすく設計されています。
ここから建物の特長的なところを順に見ていきますよ。
タウンハウスの1階部分:おもちゃ屋さん
まずは、1階のおもちゃ屋さんから。
こちらは、おもちゃ屋の看板になっている鉄道模型です。蒸気機関車と客車が付いています。
建物には正面と側面の2面にショーウィンドウがあり、角に斜めの入り口が備えられています。また、入り口の扉の横には兵隊の人形が置かれていますよ。
お店の右側面の奥にはガムボールマシン(ガムのガチャガチャ)風の販売機が置かれています。
店内の様子です。飛行機とトラックのおもちゃが展示されていて、レジカウンターがあります。
壁の棚にはレゴ製品の箱(レゴ®シティとレゴ®クリエイター カフェコーナー)が置かれています。
初期のモジュラービルディングセット(参考記事)である「レゴ クリエイター カフェコーナー」のプリントタイルが、個人的に特に嬉しいプリントパーツでした。
レゴセットがプリントされたタイルは、お店を飾るためにも使えるアイテムですし、あまり入っていないなので嬉しいアクセサリーだと思います。
おもちゃ屋さんに置かれていた小物をまとめておいてみました。
オモチャがコンパクトなサイズでかわいく再現されています。
女性が着ている服の背中には「LEGO」のロゴが入っていました。この衣装も嬉しいです。
レゴブランドストアの店員さん?またはレゴ ブロック好きの店主さんなのかもしれません。
2階部分や天井の取り外しがしやすいように、取り外し可能な部分はこのようにポッチの数を減らして固定するような作りになっています。
分解可能な建物のセットなどでは一般的な仕組みですが、つけ外しがしやすく考慮された構造ですね。
タウンハウスの2階:住居
2階部分は住居になっています。
室内にはベッドや照明などが備えられています。お花も飾ってあって落ち着く空間が表現されています。
窓には植木のプランター(ウィンドウボックス)があっておしゃれです。
テラス部分にも植木が置かれていて華やかです。
屋根は特徴的な青いとんがり屋根になっています。
奥には鳥が止まっていて雰囲気がありますね。
建物を真裏から見たところです。
側面の一部分がオープンになっています。
宇宙ロケットのライドにはミニフィグを乗せることができます。
このライドはシャフトとクランクが取り付けられていて可動するようになっています。
ライドの横についたギアのパーツを指で回転させるとロケットの部分がゆらゆらと動きます。
小さなサイズながら、動かして遊ぶこともできることに驚きました。
お店と住居が入った素敵な2階建ての建物「タウンハウスのおもちゃ屋さん」でした!
続いてケーキ家さんのモデルを紹介しますよ。
2. ケーキ屋さん
ふたつめの組み換えモデルは、「ケーキ屋さん」です。
こちらのモチーフではミニフィグの服装が入れ替わり、男の子が「LEGO」ロゴが入った服を着ています。
こちらもおもちゃ屋さんと同じように斜めの入り口になっています。
ケーキの看板が入り口の上に取り付けられていますよ。
ケーキ屋さんの店内です。ケーキやお菓子が並んでいます。
背後には透明な扉付きの保管庫(冷蔵庫)があり、中からケーキを取り出すことができます。
ウィンドウの枠パーツが保管庫に変身するアイデアが良いです!
ケーキ屋の裏手にはレゴ ブロックが置かれた部屋があります。
商品説明を見ると「レゴワークショップ」と説明されていますが、いわゆる「レゴ ブロック用の工房」のようですね。(見やすいように横の窓を一部外して撮っています。)
ケーキ屋さんとレゴ ブロック工房が同居している1階建ての建物「ケーキ屋さん」でした。
お店周りにはケーキが食べれるテラス席や、赤い鳥、街灯やお花など、街並みに映える素敵なお店です。
では最後に、お花屋さんのご紹介です。
3. お花屋さん
三つめの組み替えモデルは「お花屋さん」です。
入り口周りの装飾がとても雰囲気があります。
一輪の花の看板が綺麗で、お花屋さんが素敵に表現されていますね。
反対側には吊り看板があって、クラシカルな雰囲気があります。
花屋さんらしく、店先にはたくさんのお花で飾られています。
お店の内側です。
今回のセットで組み替えできるモデルは、いずれも「お店」をモチーフとしたものですが、それぞれのお店に置かれているレジやカウンターなどはすべてデザインが違いました。
レゴ ブロックを使ったデザインの奥深さに驚きを感じました。
お花屋さんの店内を別の角度から。ここではレゴセットのプリントタイルがアートパネルのように壁に飾られています。
また、このモチーフは天窓のついた屋根が特徴となっています。
屋根の上から店内を覗くことができますよ。
お花屋さんが入っている1階建ての建物「お花屋さん」でした。
お店の屋根にはカラフルな鳥たちや天窓、クラシカルな吊り看板とお花の看板、花で飾られた素敵なお店です。
まとめ
建物系のセットは、レゴ クリエイター シリーズ以外にも複数ラインナップされていますが、レゴ クリエイターの3in1シリーズの建物セットはステッカーやプリントパーツ、専用パーツなども少なく、基本的なブロックの使い方、組み方に工夫を感じられるものが多い印象です。
今回のおもちゃ屋さんも、おもちゃの模型や看板、植木鉢や花壇など、少ないパーツでより印象的なデザインの仕方に、「こんな方法があるのか」と組み立てながら驚かされます。
ただ、小さなプレートやタイルなどがあるため、組み換えにはブロック外しがあると特に便利なのですが、このセットにはブロック外しが付属していません。もし、ブロック外しをお持ちでないなら、組み換えをするのは少し大変そうに感じました。
また、建物のデザインも入り口が角部分にあったり、シンプルなブロックの組み合わせで壁の装飾を表現していたり、それぞれの建物も少しレトロな雰囲気のある設計がとてもおしゃれです。
窓も多く、サイズの異なる窓枠が効果的に使われています。
また宇宙ロケットのライドがしっかりと稼働する構造になっていることにも驚きました。前後に振れるくらいかと思っていたら、しっかりとクランクを使った構造で本物の電動遊具のように前後上下に動きます。
3in1の組み換えが行えるため、おもちゃ屋さん以外のモチーフに組み替えてたり、部屋に飾ってみても映えるデザインなので、長く遊べるセットだと思いました。
以上、「レゴ クリエイター タウンハウス おもちゃ屋さん 31105」の組み立てレビューでした。
この情報がみなさまとレゴ ブロックとの新たな出会いや楽しみに繋がることを願っています。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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