くまのプーさん(Winnie the Pooh)作品がレゴ®ブロックで再現された大人向けのレゴ®製品「レゴ®アイデア くまのプーさん 21326」が登場。
本セットは、オリジナルのレゴ作品アイデアを実際に製品化するサービス「LEGO® IDEAS(レゴ®アイデア)」サイトにより、ファンによるアイデアから誕生したセットです。
「レゴ アイデア くまのプーさん 21326」は、2021年4月1日より全国のレゴストアなどの一部レゴ取り扱い店やオンラインストアにて新発売されました。くまのプーさんファンやインテリアとしてもぴったりの大人向けレゴモデルです。
本記事では、「レゴアイデアくまのプーさん 21326」セットについて、組み立てた感想やパーツ、全体はもちろん、個別のキャラクターやセット内容のポイントなどをレビューしていきます。
「レゴ アイデア くまのプーさん 21326」レビュー
レゴ アイデア くまのプーさん 21326 セット概要
レゴ®アイデア くまのプーさん 21326(LEGO® IDEAS Winnie the Pooh 21326)
型番:21326 ピース数:1,265
対象年齢:18歳以上
サイズ:高さ約24m、幅約18cm、奥行 約22cm
「くまのプーさん」セットは、100エーカーの森に住む、世界で人気のディズニー作品「くまのプーさん(Winnie the Pooh)」の家や大きな木、キャラクターがモチーフとしてレゴブロックで再現されたノタルジックな大人向けのレゴモデルです。
本セットは、大きな木やミツバチの巣があるプーさんの家がメインになっており、くまのプーさん、ティガー、ラビット、ピグレットの4体のレゴミニフィギュア(ミニフィグ)、イーヨーのフィギュア1体の合計5つのキャラクター人形が付属しています。
レゴ アイデア くまのプーさん 全体について
「レゴ アイデア くまのプーさん 21326」セットのパッケージを開けると、ブロックがぎっしり詰まっています。
レゴ アイデア シリーズの箱は、通常シリーズと異なり高級感のあるボックスに入っているのが特徴の一つでもあります。厚みがあり開閉がしやすく箱もそのまま綺麗に保存することができます。
ボックスには、ブロック袋が7つ、ステッカー2枚、組み立て説明書1冊が入っています。
まず組み立て説明書からプーさんの世界に引き込まれます。
最初のほうのページには「Winne The Pooh(くまのプーさん)」のイラストやちょっとしたストーリーや本セットのアイデア提案者の方のメッセージなどが英語で書かれています。ペンで書かれたようなクラシックスタイルのくまのプーさんの挿絵は絵本を読んでいるような気分にさせてくれます。
図解で分かりやすい組み立て説明書が付属しているので、問題なく組み立てることができました。対象年齢は18歳以上の大人向けモデルとなっていますので少し難易度が高めかもしれません。大きな木の幹や土台部分などの細かい表情の付け方などには、細かいパーツを使った組み立てが多く、自然の曲線をリアルに表現するための緻密な計算や表現の大切さを感じました。
また、「レゴブロックはずし」がセットに付属しており、その他道具なども用意する必要もないので、レゴ愛好家の方から初めて手に触れる方まで、取り組みやすいセットになっています。
黙々と、レゴブロックで表現されたかわいいプーさんの世界を作る時間に没頭すること約4時間。思いのほか時間がかかりましたが、無事にくまのプーさんのセットを作り上げることができました。
「くまのプーさん」セット外観。ディズニー「くまのプーさん(Winnie the Pooh)」シリーズ作品内の世界観が表現された、100エーカーの森に住むプーさんの家や大きな木、キャラクターたちがレゴブロックで緻密に表現されています。
そして、この木の根元にあるプーさんの家は、左右に大きく開閉できる仕組みになっています。家の内側が開くことでごっこ遊びや内装を動かして遊べるギミックは素晴らしく、360度どこから見ても隙のない素敵なインテリアとしても、ごっこ遊びのできるプーさんの家としても、いくつもの楽しさを与えてくれます。
以下からは、セット外観や内側、ミニフィグ、その他詳細などについても画像を中心に紹介します。
付属のミニフィグ・小物について
本セットには、くまのプーさんごっこ遊びができるレゴ ミニフィギュア(ミニフィグ)やフィギュア、小物が充実しています。
ミニフィグは、くまのプーさん、ティガー、ラビット、ピグレットの4体が付属しています。そしてイーヨーのフィギュアが1体付属しています。合計5人のキャラクターがレゴブロックとして登場しました。
くまのプーさんが通常ミニフィギュアとして登場するのは今回が初めてだと思われます(小さなお子さま向けのレゴデュプロ製品の人形としては過去登場済み)。これまで発売されたレゴ ミニフィギュア ディズニーシリーズでも登場してこなかった人気キャラがついに大人向けレゴ製品として登場しました。
キャラクター前面
キャラクター後ろ面
プーさん、ティガー、ラビットは、大人サイズの足の長さ、ピグレットは子供サイズの足の長さのミニフィグとなっています。
ティガーは尻尾を別パーツとして付けています。イーヨーは組み立てタイプでではなく一体型で大きめサイズのフィギュアです。
また、各キャラクターのアクセサリーとして、プーさんは風船やハチミツ壺、ピグレットはマフラー(スカーフ)、ティガーは袋のついた棒、ラビットはおやつのニンジン、イーヨーは尻尾に取り外し可能なリボンなど、物語に登場する印象的なアイテムがそれぞれ付属しています。
プーさんが読んでいる本のパーツにある模様は、外装も内側もすべてステッカー(シール)を貼るタイプでした。本の中身はこれまでプリントパーツが多かったので、小説が原作のプーさんの本パーツがステッカーだったのは残念な点です。
ハチミツ壺はプリントパーツでした。ハチミツ壺は本セット内に4つ含まれています。
プーさんが住む「100エーカーの森」への道しるべ。
道しるべ部分ははステッカーを貼っています。
「セット外観」緻密に表現された木や緑、プーさんの家
美しく緻密に再現された大きな木、そしてプーさんの家が再現されたセット外観です。
家の外には、大きな木の近くに丸太や焚火が置かれており、キノコやグリーンが細部まで表現されています。外側から全体的に見たときも含めて「くまのプーさん」の世界が細部まで表現されています。
プーさんの家の玄関は、ディズニーアニメ作品と同じように緑に囲まれた木の根元にあります。青いベルがついた玄関のドアの上には「MR SANDERS」(ミスターサンダース) の表札が付いています。この表札はプリントパーツです。
この「サンダース」というのはプーさんの家の目印になっていますが、プーさんの本名ではなく、実は前の住人の表札がそのまま使われています。
木の根元部分の丸みのある緑は、細部まで緻密に計算されています。葉っぱが飛び出ている部分の内部は細かな作りこみがされており、大きな木の根元部分の組み立ては特に組み立てに時間がかかった印象です。
木の葉っぱ、このように軸となる部分から茎パーツと葉パーツを組み合わせて、ツリーの枝として表現されています。
枝葉となるグリーンのパーツもしっかり太さのあるものが採用されており、大木の表現にふさわしいボリュームのある枝葉が表現されています。
そして、プーさんといえば、ハチの巣とハチ。こちらもしっかり再現されています。
風船につかまって、そして木登りで木に登ってハチミツを食べようとする姿は、ディズニー作品の中でも特に印象的なプーさんの姿です。
クリアカラーのハチはプリントパーツです。
巣の下にいるハチたちはくるくると回転させることができるギミック付きです。
プーさんの家の部分。木の幹を一部利用したツリーハウスのような、木や自然と共生する素敵なプーさんの家です。ハチミツが採れる木の根元に住むのは、ハチミツ大好きなプーさんにとって最高の住まいであることでしょう。
瓦屋根からは煙突が顔を出していたり、葉がおちていたり、瓦屋根の色の表現など、細部までのこだわりが表現されています。
窓辺の表現もオシャレ。
格子窓の下側には花が飾られており、部屋の内側にはブロックで作られたカーテンも見えています。どこから撮っても絵になります。
くまのプーさんの家や大きな木、丸太や表札、クラシックな窓や屋根の表現がオシャレな、レゴブロックで再現されたくまのプーさんのセット外観です。家の内側部分については、後述にてレビューしていきます。
「セットの内側」プーさんの家の内部
本セットのもう一つの大きな特徴は、大きく開閉できるプーさんの家です。
開閉部分は結合パーツで軽く留められるようになっており、簡単に開閉を行う仕組みが採用されています。テントウムシはプリントパーツです。
家やお店などの建物セットの場合、家の内部がオープン型となっているセットが大半となりますが、くまのプーさんセットは、大人向けレゴ製品となっておりインテリアとしても素敵に飾れるように家の内部は開くことも閉じることもどちらも可能となっています。
以下は、家の内部を開いたところ。屋根も外すことが容易にできるように工夫されています。
家の内部には、リビングやベッド、カーテン、テーブル、椅子、壁掛けの絵、大きな鏡、プーさん時計などが所狭しと置かれています。
屋根裏にはハチミツの壺、棒きれを使った遊び「プー棒投げ」に使われる棒の箱など、さまざまなアイテムが収納されています。
このセットを組み立てる際に、家の内部が狭いことが気にかかりましたが、プーさんの家は大きな木を玄関として利用している家がモチーフとなっているため、木の大きさとのバランスや緻密な造りを考えると、このサイズ感となったことにうなずけました。
家の内部でプーさんがお茶をしたり、本を読んだり、おともだちが訪ねてきたりと、さまざまなシーンを再現して遊べます。
くまのプーさんの世界に入り込んでごっこ遊びができる、さまざまなアクセサリーが付属しています。
家を開くとプーさんの家の内装を使って遊べる仕掛けが素晴らしい、家の中でも外でもごっこ遊びのセットとしても十分楽しめるセット内容となっています。
木の枝は変更できる?
本セットでは、大きな木を表現するために枝葉パーツをいくつも組み合わせるようになっています。
レゴ製品には季節によって組み替えできる枝葉パーツが付属しているものもありますが、くまのプーさんセットはもともとの木の枝の1種類となっており、セット付属内では基本的には組み替えデザインは提案されていません。
ただし、枝葉部分はブロックの1ポッチに付けられるシンプルな組み合わせとなっているため、葉部分のパーツだけを簡単に変更することができます。
もちろん元々の組み合わせデザインが美しいのですが、手持ちのパーツをつけて季節を表現したりしても楽しめるかもしれません。
そこで、ここではお手持ちのブロックでカスタマイズした例を試してみました。
元の枝葉
自由にカスタマイズした例(枝も葉部分も両方変更)
レゴアイデアツリーハウス セットや他レゴ製品で枝や緑の表現としてよく使用されている枝パーツに変更してみたところ、少しチープな印象になってしまいました。
くまのプーさんはインテリアとしても美しく表現されていますので、ツリーや幹部分と合わせてリアルな印象に合わせて美しく変更するには工夫が必要となりそうです。
元々の枝パーツが太くて立派なので、葉の部分だけを変更したり色違いパーツを手に入れられれば、そのほうが美しい見映えを楽しむことができるかもしれません。レゴブロックは自由に組み合わせを変えられるのも楽しみの1つ。お気に入りの枝葉や自由な飾り方をぜひ探してみてください。
まとめ
くまのプーさんセットは、レゴブロックの再現性の高さが素晴らしく、大きな木や家、100エーカーの森に住むプーさんの物語の世界が美しく表現されており、大人向けのインテリアとしてもぴったりなレゴアイデア製品となっています。
大きな木の根元や幹、葉に至るまで、レゴブロックのポッチがなるべく外側に出ないように細部まで緻密にデザインされています。特に丸みを帯びたグリーンや細やかな木の幹や枝の自然への表現は素晴らしく、こだわりを感じます。
また、プーさんの家は開閉するギミックがあり、外観だけではなく内装にもさまざまなプーさんの象徴的なアイテムや家具が再現されています。内外を問わずさまざまなシーンで遊ぶこともでき、ご家族や友人とのブロック遊びにも適しています。
可愛らしいディズニーキャラクター「くまのプーさん」がモチーフとなる、絵本の中をのぞいているようなクラシックな印象を受けるデザインは、360度どこから見ても絵になるインテリアとしてもおしゃれに飾ることができます。
緻密に計算されたデザインや色合い、家と木、愛らしいキャラクターのバランスが良く、インテリアとして飾ったときにも印象的で洗練されたデザインは目を引くアイテムになりそうです。
くまのプーさんセットは、くまのプーさん作品とレゴのファンである筆者にとって、作る楽しさと癒しを与えてくれたと同時に、素敵で愛らしいインテリアとしても取り入れたいレゴモデルとなりました。
本記事でレビューしたのは「レゴ くまのプーさん 21326」セットです。
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